
通信制高校は、通信による教育を行う高等学校のことであり、毎日学校に通う必要はありません。
高等学校の在籍期間が通算3年以上あり、課題提出やスクーリングへの出席、テストを受験するといったカリキュラムを修了し卒業要件を満たすことで、全日制高校と同じ高等学校卒業資格を得ることができます。
通信制高校とは?
通信制高校について
毎日通学する必要がなく、インターネットを使った通信での自宅学習で単位を取得していく学校です。
(ただし一定期間の「スクーリング」という面接指導に参加する必要があります)
卒業すると全日制・定時制の高校と同じように高校卒業資格が得られます。
ネット高校について
通信制高校の一形態で、インターネット教材を中心に学習する仕組みを整えたものが「ネット高校」になります。
全日制・定時制・通信制の違いは?
全日制・定時制・通信制の違いについて
どの高校も、得られる「高校卒業資格」は同じです。
大きな違いは「登校頻度」と「学習方法」です。
全日制や定時制は毎日決められた時間に登校する必要がありますが、通信制高校は通う日数を自分で選択できる学校や、年数回の登校またはスクーリングに参加すれば良い学校などがあり、登校頻度が多くありません。
また、通信制高校は「単位制」が多く、全日制や定時制のように留年がありません。
授業については、全日制や定時制は教室で一斉に授業を受けますが、通信制の授業は、基本的に自宅学習とレポート提出が中心です。
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通信制(瑞穂MSCの例) | 全日制の例 | 定時制の例 | ||
---|---|---|---|---|
ネットコース | 通学コース | |||
登校頻度 | 年2回 | 週1・3回 | 週5・6回 | 週5・6回 |
在校時間 | – |
10:00~14:50 (早起きや満員電車を避けた登校が可能) |
8:25~16:05 (別途、SHR) |
17:50~21:10 (別途、給食・SHR) |
授業時間 | – | 50分×4コマ | 50分×6コマ | 45分×4コマ |
卒業要件 | 74単位以上を取得し、特別活動の成果が目標から見て満足できると認められること(文部科学省による高等学校学習指導要領より。具体的な卒業要件は各学校が定める) | |||
学習制度 |
自分のペース・選択で学べる単位制 (参加する学校行事も自由に選択可能) |
自分のペース・選択で学べる単位制 (単位制に切り替える学校が近年増加中) |
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こんな人におすすめ |
・最小要件で高校卒業資格を得たい ・スポーツや芸能、仕事など取り組んでいることがある |
・週1、3回は学校に通いたい ・登校日以外にやりたいことがある(自由登校可能) |
・毎日通学して授業、テストを受けることで高校卒業資格を得たい ・生活の中心を高校生活にしたい |
・毎日夕~夜に通学して授業、テストを受けることで高校卒業資格を得たい ・幅広い年齢や職業、国籍の生徒と一緒に学びたい |
入学試験について
全日制や定時制は学力試験と面接を行う学校が多く、通信制は作文と面接のみという場合が多いです。

入学、編入・転入、卒業時期について
全日制高校や定時制高校の入学時期は4月が多く、転入や編入の時期は学期末や年度末など決まった時期に行われることが多いです。
通信制の入学時期は4月と10月が一般的です。
転入ならいつでも入学できる一方で、編入の場合は4月と10月だけなど、通信制高校によって異なります。

大半の全日制や定時制は学年制となり、1年ごとに必要な単位を取得し、進級をして卒業します。
通信制は単位制という仕組みにより、3年間で必要単位を取得できれば卒業できます。

「卒業資格を取得に必要な最小単位数」74単位の取得で卒業できます。
支援金について
高等学校就学支援金という制度があり、学費の一部を国が負担します。(給付を受けるには世帯年収などさまざまな条件があります)

瑞穂MSC高校は、東京都の「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」対象校です。生徒と保護者が東京都剤週の場合、所得制限無しで適用できます。他の都道府県にも各種助成金があります。瑞穂MSC高校事務局へご相談ください。
学習方法について
全日制や定時制は教室で一斉に授業を受けますが、通信制は、基本的に自宅学習とレポート提出が中心です。

楽しんで参加できるよう実験や対話を取り入れた内容としています。
一斉授業が苦手な生徒も安心です。
登校・通学方法について
全日制や定時制は毎日決められた時間に登校する必要がありますが、通信制高校は通う日数を自分で選択できる学校や、年数回の登校またはスクーリングに参加すれば良い学校などがあり、登校頻度が多くありません。
通信制高校にはどんな人が通っているのか
- 学業と専門分野の活動を両立させたい人(専門分野を勉強したい、芸能活動と両立したいなど)
- 自分のペースで無理せず通いたい人
- 高校卒業資格がほしい人
- 人間関係などで悩みがある、集団行動が苦手など、様々な不安を抱えている人
など、多くの人が、通信制高校を選んでいます。
通信制高校のメリット・デメリット
メリット
- 学校の遠くに住んでいてもOK。24時間いつでも、好きな場所で勉強できる
- オンデマンド動画の視聴だから、倍速や繰り返しなど習熟度に合わせてコントロール可能
- レポート+単位認定試験で単位を認定するから、出席日数が少なくても卒業できる

デメリット
- レポートを提出しないと単位が得られない
- 学習スケジュールなど、自己管理が必要

個々に合わせた学習スケジュールを具体的に提案し、見守ります。
- 顔を合わせる機会が少ないので先生と仲良くなりづらい

- 顔を合わせる機会が少ないので友だちになりづらい

- スクーリングに参加しなければいけない

自分が信制高校に向いてるか知りたい方へ
瑞穂MSC高等学校の個別相談では、教職員が、進路や将来のことを一緒に考えます。お一人ひとりの状況や気持ちに寄り添いながら、ベストな高校選びのお手伝いをします。
当校を無理に勧めることもありませんので、ぜひお気軽にご相談ください。

サポート校とは?
サポート校について
サポート校は、通信制高校に通う学生をサポートする施設です。
多くのサポート校は「高校卒業に向けた学習支援や学習相談を行う通いの場(卒業サポート校)」「入試対策の予備校・塾(受験サポート校)」などの役割を有しています。また、プログラミングやヘアメイク、デザインなどの職業スキル・資格を得られる専門学校が、サポート校(職業サポート校)となっている場合もあります。
提携している通信制高校のカリキュラムやスケジュールを把握した先生たちのサポートを受けられることが特徴です。
通信制高校とサポート校の違い
意訳すると、通信制高校=高校卒業資格を得られる学校、サポート校=予備校・塾のようなものです。
サポート校は学校ではないので、卒業しても高校卒業資格は得られません。サポート校と提携している多くの通信制高校は、通信制高校入学と同時にサポート校へも入学することになります。通信制高校とサポート校、それぞれに学費が必要となります。
瑞穂MSCは、高校入学と同時にサポート校への入学を促すことはありません。
瑞穂MSCならば、サポート校無しで卒業&進学できる!
瑞穂MSCは、担任が一人ひとりに合わせた個別対応をしている通信制高校です。
高校卒業に必要なレポート提出などを個別でサポート
進学や就職、メンタルに関する相談を個別でサポート
平日9~17時、行きたい時にいつでも自由に登校が可能
志望校に合わせた入試対策教材や指導を個別で提供
卒業サポート校の役割も、受験サポート校の役割も瑞穂MSC高等学校にありますね。全てのサポートに追加費用の発生は一切ありません。
職業スキルをつける専門学校(職業サポート校)に通いたい場合は、瑞穂MSC高等学校の学習と無理なく並行できるよう、担任をはじめとする教職員が全力でサポートします。
担任に何でもご相談ください。
高校を卒業して得られる資格とは?
高校卒業資格とは
全日制、定時制、通信制高校を卒業することで得られる資格です。
最終学歴は「高卒」となります。
高校卒業資格の取り方
高校卒業資格の取得には、以下の3つの条件を満たす必要があります。
①最低3年間の在籍
②必履修科目を全て履修している
③74単位以上の単位取得
高卒認定資格との違い
高校卒業と同等の学力があることを国から認定される資格です。大学や専門学校を受験する資格はありますが、最終学歴は「中卒」となります。
通信制高校の入学から卒業まで
通信制高校の入学基準について
中学校を卒業している人、またはそれと同等の学力があると認められた人であれば入学できます。年齢制限はありません。
通信制高校の卒業基準について
高校卒業資格の取得には、以下の3つの条件を満たす必要があります。
①最低3年間の在籍
②必履修科目を全て履修している
③74単位以上の単位取得
通信制高校への編入・転入について
編入方法について
編入は、すでに高校を途中退学した人ができます。
入学試験は新入学と同様、面接と作文審査が行われることが多いです。
すでに修得している単位が分かる証明書や在籍証明書(以前在籍していた学校)などが必要となります。
(学校により異なりますので問い合わせが必要です)
転入方法について
転入は、現在、他の高校に在籍中(休学中も含む)の人ができます。入学試験は新入学と同様、面接と作文審査が行われることが多いです。
すでに修得している単位が分かる証明書や在籍証明書などが必要となります。(学校により異なりますので問い合わせが必要です)