通信制高校
高校中退からでもやり直せる!その後の進路と現実的な3つの選択肢
「高校を中退してしまったけれど、これからの人生どうなるのだろう」
「子どもが退学を考えているが、親としてどうサポートすべきか」
と、不安や焦りを感じていませんか?
高校中退は決して珍しいことではなく、年間約4万人もの生徒がさまざまな理由で別の道を選んでいます。大切なのは「中退=人生の終わり」と思い込まず、現状を冷静に受け止め、次に進むための正しい情報を知ることです。
この記事では、高校中退後の就職や進学の現実と、高卒資格を取得するために取り得る「通信制高校」「高卒認定」「専門学校の高等課程」といった道筋を分かりやすく解説します。
これからの将来に向けて、あなたに合った選択肢を見つけるための参考にしてください。
高校を中退する人の数と主な理由
まずは、全国でどれくらいの方が高校を中退しているのか、そしてどのような理由で退学という道を選択しているのか、現状をデータから整理していきましょう。
高校中退者は年間およそ4万人
文部科学省が毎年発表している「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、日本の高校中退者は年間でおよそ4万人にのぼります。
少子化の影響で高校生の総数自体は減少傾向にあるものの、中退者の割合としては全高校生の約1.0%から1.5%程度で推移しています。
これは、およそ100人に1人以上の割合であり、1学年に数百人の生徒がいる一般的な高校であれば、毎年数人の生徒が何らかの理由で学校を去っている計算になります。
出典:文部科学省 │ 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
高校中退の主な理由
同調査データから高校中退の理由をひもとくと、生徒たちが直面しているさまざまな悩みが浮き彫りになります。中退の理由として多く挙げられるのは、「進路変更」や「学校生活・学業への不適応」です。
まず「進路変更」には、別の高校への転校(転入・編入)や専門的な技術を身につけるための進学、あるいは就職など、前向きな理由が含まれます。現在の学校の教育内容が自分の目指す将来像と合わないと感じた場合、より適した環境へ移るために中退を選択するケースです。
一方で、深刻な悩みとして多いのが「学校生活・学業への不適応」や「人間関係のトラブル」です。クラスメイトや先生との人間関係がうまくいかない、校風や集団生活のルールになじめないといった精神的なストレスから不登校気味になり、最終的に退学に至るケースは後を絶ちません。
また、授業のスピードについていけず「学業不振」に陥ってしまったり、逆に自分の学習ペースと学校の進度が合わなかったりすることも、モチベーションの低下を招く大きな要因となります。
さらに、予期せぬ「病気やケガ」による長期欠席から、元の学校生活に復帰することが難しくなってしまうことも理由の一つです。
高校中退後の進路における課題
高校を中退した後にどのような壁があるのか、あらかじめ冷静に現状を把握しておくことが次の一歩を踏み出すための準備になります。
ここでは、中退後に直面しやすい3つの課題を解説します。
最終学歴が「中卒」になる
高校を途中で退学した場合、履歴書上の最終学歴は「中学校卒業(中卒)」となります。
たとえ高校3年生の直前まで通っていたとしても、卒業という要件を満たさずに中退すれば、学歴としては一律に「中卒」として扱われるのが日本の教育制度の現実です。
学歴が中卒になること自体は決して恥じることではありません。しかし、日本社会において学歴は、進学や就職などの場面で一つの客観的な指標として用いられます。
そのため、最終学歴が中卒となることで、本人の能力や人柄とは無関係に応募できる求人の幅が狭まったり、各種資格試験において「高卒以上」という受験資格を満たせなかったりするという壁に直面しやすくなります。
まずは「履歴書上は中卒になる」という事実を冷静に受け止めることが、次の対策を練るための重要なステップです。
就職活動における難しさと賃金の差
厚生労働省の「高校・中学新卒者の就職内定状況等」などの調査データからも読み取れるように、最終学歴が「中卒」の場合、就職活動において大きなハードルが存在します。
現在、多くの企業が正社員の採用条件として「高卒以上」を定めており、中卒のままで応募できる正社員の求人は、全体から見るとかなり限定されてしまいます。
そのため、中退後すぐに働くことを選んだとしても、非正規雇用(アルバイトやパート、派遣社員など)からのスタートとなるケースが多く見られます。
また、学歴による賃金の差も現実的な課題です。初任給の段階から高卒や大卒と比較して差がつくことが多く、昇給や昇進のスピードにも影響が出やすいため、生涯賃金で見ると大きな開きが生じる傾向があります。
将来の経済的な安定を考える上で、この雇用と賃金に関する現実はしっかりと理解しておかなければなりません。
「中卒」のままで大学や専門学校へ進学するのは難しい
「将来的には大学や専門学校で専門的なことを学びたい」と考えていても、日本の学校教育法において、大学や一般的な専門学校へ入学するためには、原則として「高等学校を卒業した者」などと同等以上の学力があると認められる必要があります。
つまり、最終学歴が「中卒」のままでは、これらの高等教育機関の受験資格すら得られないのが現実です。
しかし、これはあくまで「今の状態のままでは難しい」というだけであり、決して道が閉ざされているわけではありません。進学の壁をクリアし、自らの道を切り開く現実的な手段として、大きく3つの選択肢が用意されています。
1つ目は「通信制高校への編入」をして自分のペースで高卒資格を取得する方法、2つ目は「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」に合格して大学などの受験資格を得る方法、そして3つ目は中卒からでも入学できる「専門学校の高等課程(高等専修学校)」に進学する方法です。
中退後の課題を乗り越えるための道筋は確かに存在するため、ご自身やご家庭に合った方法をじっくりと探していきましょう。
「中退=終わり」ではない!その後の進路
ここでは、中退後に選べる代表的な3つの選択肢について詳しく解説します。
選択肢1:通信制高校への編入
1つ目の選択肢は、通信制高校への編入です。編入の最大のメリットは、以前通っていた全日制高校などで修得した単位や在籍期間を引き継げる点にあります。
日本の高校を卒業するには「修業年限3年以上」と「74単位以上の修得」が必要ですが、前の学校での実績がリセットされないため、同級生と同じタイミングでの卒業を目指すことも十分に可能です。
文部科学省の認可を受けた通信制高校を卒業すれば、全日制と同様に正規の「高卒資格」が得られ、最終学歴は「高校卒業」となります。
毎日通学する必要がなく、自宅学習を中心に自分のペースで無理なく学習を進められるため、人間関係や学業のプレッシャーから離れて再スタートを切りたい方に適した選択肢です。
選択肢2:高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)の受験
2つ目の選択肢は、文部科学省が年2回(8月・11月)実施している「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」を受験することです。この試験に合格すると、大学、短大、専門学校の受験資格が得られるほか、就職活動においても「高卒と同等以上の学力がある」と公的に認定されます。
注意点として、この試験に合格しても最終学歴が「高校卒業」になるわけではなく、進学しない限り履歴書上の学歴は「中卒」のままとなります。しかし、満16歳になる年度から受験でき、高校に通い直す時間をかけずにスピーディーに大学進学などの次のステップへ進みたい方にとっては、非常に有効な手段といえるでしょう。
合格した科目は免除されるため、複数回に分けて計画的に受験できます。
選択肢3:専門学校の高等課程(高等専修学校)への進学
3つ目の選択肢は、中学校卒業者を対象とした専門学校の高等課程である「高等専修学校」への進学です。
この学校では、国語や数学といった一般科目を学びながら、同時にITや調理、美容、福祉などの専門的な知識や実社会で役立つ技能を、いち早く身につけられます。
文部科学大臣が指定する修業年限3年以上の高等専修学校を卒業すると、大学入学資格が付与されるため、高卒認定試験を受けずに大学や短大への進学が可能です。
また、学校によっては通信制高校と技能連携制度を結んでおり、卒業時に「高等専修学校卒業」と「高校卒業」の両方の資格を同時に得られるケースもあります。
早くから手に職をつけて、将来の自立を目指したい方に適したルートです。
高校中退後に「通信制高校」が選ばれる理由

高校中退後の進路として多くの人が検討する通信制高校について、なぜ再スタートの場として選ばれやすいのか、具体的な理由を3つ解説します。
前の高校で修得した「単位」と「在籍期間」を引き継げる
日本の高等学校を卒業するためには、「74単位以上の修得」と「3年以上の在籍」が必要です。高校中退後に別の全日制高校へ入り直す場合、原則として1年生からのスタートとなり、それまでの努力がリセットされてしまうことが少なくありません。
しかし、通信制高校へ「編入」という形で入学する場合、以前在籍していた高校ですでに修得した単位や、通っていた期間をそのまま引き継ぐことが可能です。
過去に学校へ通い、学習に取り組んだ実績が決して無駄にならず、残りの必要な単位を修得することに集中できる点は、中退後の学習意欲を保つ上で大きなメリットといえるでしょう。
同級生と同じタイミング(3年間)での卒業が可能
前述した「単位と在籍期間の引き継ぎ」ができることは、最終的な卒業時期にも大きく影響します。
例えば、高校2年生の途中で中退した場合でも、修得済みの単位を引き継いで通信制高校へ編入し、規定のカリキュラムをこなせば、元の高校の同級生と同じタイミング(通算3年間)で卒業できるケースが多々あります。
「同世代から遅れをとってしまうのではないか」「自分だけ卒業が遅れるのはつらい」といった焦りや不安は、中退を考える方にとって大きなプレッシャーです。
しかし、通信制高校の柔軟な単位認定の仕組みを活用することで、空白期間を長引かせずに、ストレートでの高卒資格取得を目指せます。
自分のペースと心身の状態に合わせて無理なく学べる
通信制高校における学習は、主にレポート(添削指導)の作成・提出、スクーリング(面接指導)、テスト(単位認定試験)の3つを中心に進められます。
全日制高校のように平日に毎日決まった時間に登校して授業を受ける必要はなく、学習する時間帯や場所をある程度自由に選ぶことができます。
中退の理由が人間関係のトラブルや集団生活への息苦しさ、心身の不調であった場合、すぐにまた毎日通学する環境へ戻ることは厳しいかもしれません。
しかし、自宅での学習を基本とし、体調やメンタルの回復を優先しながら自分のペースで学業を進められる通信制高校の環境は、心理的な負担を大きく軽減してくれます。
失敗しない通信制高校の選び方と「瑞穂MSC」という選択肢

数ある通信制高校の中から自分に合った学校を選ぶためのポイントと、通信制高校である「瑞穂MSC」の特長をご紹介します。
サポート体制やスクーリングの頻度を確認する
通信制高校選びで最も重要なのは、ご自身のライフスタイルや心身の状態に合致しているかを見極めることです。
学校によって、対面授業であるスクーリングの頻度は大きく異なります。年間数日程度の集中型から、週に数回通学するタイプまでさまざまなため、無理なく通える範囲かを必ず確認しましょう。
また、高校中退を経験した方が抱えやすい、学習面の不安や精神的な悩みに寄り添うサポート体制が整っているかも重要です。
学習の進捗管理や個別の進路相談など、卒業まで伴走してくれる手厚い支援がある学校を選ぶことで、挫折するリスクを減らせます。
単位を引き継ぎ3年で卒業を目指す「瑞穂MSC」の強み
通信制高校を検討する際は、ぜひ「瑞穂MSC高等学校」への入学も検討してみてください。
前籍校で修得した単位や在籍期間を無駄にすることなく引き継げるため、同級生と同じタイミングである通算3年間での卒業を目指せるのが大きな強みです。
また、「中退してしまった、これからどうしよう」と大きな不安を抱える当事者やご家庭が、精神的なプレッシャーを感じることなく冷静に次のステップへ進めるよう、きめ細やかな学習サポート体制を整えています。
これまでの学校生活での頑張りをリセットせず、自分のペースで着実に高卒資格の取得を実現できる環境を用意しております。
まとめ
高校中退は決して人生の終わりではありません。現状を冷静に受け止め、ご自身に合った環境を選ぶことで道は必ず開けます。
中退後の現実的な選択肢として「通信制高校への編入」「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)の受験」「専門学校の高等課程(高等専修学校)への進学」が挙げられます。
通信制高校である瑞穂MSC高等学校では、前籍校での修得単位や在籍期間を引き継ぎ、同級生と同じ通算3年間での卒業を目指せます。
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